SSブログ

ナツイチ企画にのせられて・・・。 [Book]

集英社のナツイチ企画。

1冊買うと必ずもらえるストラップ。。

まんまと企画にのせられて。w
ストラップ欲しさに集英社文庫を購入。
ま、もちろん本は読みますけどね。w

新潮社は夏の100冊がかわりばえしなくなったからな~。

20080708ナツイチ1.jpg 20080708ナツイチ2.jpg

4冊購入。

20080708ナツイチ3.jpg 20080708ナツイチ4.jpg

もちろんレアアイテムのダーク大佐もゲット!
きっとこういうところで運を使い果たしているのよね。。w

買った本は下記。

「黒笑小説」      東野圭吾 著
「娼年」         石田衣良 著
「真夜中のマーチ」   奥田英朗 著
「漢方小説」       中島たい子 著

でも今、「水滸伝」北方謙三 著・全19巻を
読んでる最中だからな~。
しかもまだ2巻。。

この本たちにたどり着くのはいつになることやら・・・。w


◆集英社 ナツイチ
http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi2008/genre.html
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

伊坂幸太郎に浸る・・・。 [Book]

3連休なのに台風・・・。

なので、今日はお家でゆっくりしよ~っと。

先日見た映画『アヒルと鴨のコインロッカー』で、
すっかりまた伊坂マニアに。w

今日のテーマは「伊坂幸太郎に浸る!」

まずは、最近文庫化された『グラスホッパー』を一気読み。
と言っても、途中までは読みかけていたので、最後畳み込むように読んだだけ。

面白かったけど、、今までの作品と比べちゃうとあと一歩かな。
なにがあと一歩なのかはわからないけど。
話は面白い。
テンポもいい。
鈴木、鯨、蝉、3人の話が交互に進む構成も面白い。
そしていつかそれらが絡み合ってくる展開も面白い。
会話のセンスもさすが。

なのに。。。

何が足りないんだろう?
伊坂さんの作品を読んだあとに感じる、爽快感みたいなもの、が
なかったんだよね。。今回。
確かに、全部の作品にソレを求めるのは酷だとも思うどね。w
人物の背景がちょっと見えてこなかったな~。
鈴木、に関しては背景がしっかり描かれていたから、感情移入もしやすかったし、
そのキャラクターが素敵だったんだけれど。
鯨、がなぁ。。ちょっとわからなかったかも。
かっこいい人物ではあるんだけど。
亡霊・・・っていうのもちょっと非現実的だし。
非現実的でもなんとなくアリかな?(カカシが喋ったりね)って思えるのが
伊坂作品のいいところだと思うんだけど。
今回はそれがなかったなぁ。
ちょっぴり残念。
ハードルが高いだけかなぁ?

そして、続いてはWOWOWドラマ『チルドレン』のDVDをレンタル。

これは原作は大好きだった作品。
陣内という人物がとっても魅力的で。
はちゃめちゃなんだけど、魅力的で。。
短編のようで、少しずつ話がリンクしてるのも楽しい作品。
ドラマも短編でまとめてあるのかと思っていたら、
大きく一つにまとめていたので、まずそこに驚いた。

ちょっとね~。
全部を盛り込もうとして、
細かな描写を削ってしまったようで残念。
ひとつひとつが薄~くなってしまった印象。
もう少し、的を絞ったらよかったのに。
これだと陣内のキャラクターがあんまりいきていないような・・・。

陣内を演じた大森南朋さんは○!
陣内のイメージを壊すことなく。
こういう人って珍しい。

主役の坂口憲二さんは原作の武藤というよりも、
また違った感じで、新しいキャラを作り上げていたので
そこはよかったと思うけど。。

小西真奈美さんの美春さんは、う~~~~ん。。
原作にはない役なので、この物語への絡ませ方としてはよかったと思うけれど、
最後、万引き癖から立ち直るきっかけはなんだったんだろう?
気づいたら?!
ちょっと納得できないなぁ。

これは100%原作の勝ち!
楽しみにしていたんだけどなぁ。

あれ?
私、伊坂さんに浸ろうと思っているのに・・・。
なんだか批判的?

でもでも大丈夫!
伊坂幸太郎に浸ろう!第3弾!

斉藤和義さんとのコラボ作品。
コレ、大好きでした!

斉藤和義さんのCDを買うと、伊坂さんの小説「アイネクライネ/ライトヘビー」が
ついてくる、、という、今までありそうでなかったコラボ。(知らなかっただけ?)

まずは斉藤さんの音楽を聴いてみる。
私、音楽は好きだけど、実は意外と歌詞が入ってこない人。
メロディー重視というんでしょうか?
最近やっとドリカムの歌詞の良さとかに気づいちゃった感じ。w
だからね、♪君は僕のなにを好きになったんだろう、を聴いた時も
繰り返されるサビが心地いいな~♪っていう印象。
変わって2曲目♪ベリーベリーストロング~アイネクライネ~はアップテンポで
これも好きだな~って感じ。

で、本を読む。

まずは「アイネクライネ」
これってすごく伊坂さんっぽい!
いや、ま、本人の作品なんだけど(笑)
織田夫妻の魅力的なこと!
会話のテンポの良さ、読み終わったときの爽快感!

そして「ライトヘビー」
これも伊坂さんらしい伏線がたっぷりで、
途中で最後のオチはわかってしまうんだけど、
それでも読み終わった時、清々しい気持ちになれる☆
これぞ伊坂幸太郎作品でしょー!って感じ。

2つの作品に共通するテーマは「出会い」
まだ出会っていない、でももう出会ってるかもしれない2人。
大切なのは「出会うこと」じゃなくて「出会ったのがその人でよかった」と思えること。
小説の中に出てくる「ベリーベリーストロング」という台詞がかっこよくて。。。
曲のタイトルとして、ただの単語だったこの言葉が、
本を読んだら特別なものになっている。。
恋愛に発展する1歩手前の心地のよいドキドキ感と爽快感が共に詰まった作品。

そしてさりげなく、小説の中に出てくるわけですよ、斉藤さんが。。
斉藤さんの曲が・・・。
ここでニヤリとさせられる。。

で、もう一度曲を聴く。
うわ!やられた!!
小説の印象的なシーンが歌詞になってる!
どのシチュエーションも印象的なんだけどね。
今度は不思議なくらいスゥーっと歌詞が頭に入ってくる。
なんだか不思議な感覚。
本を読み終えた今、もう♪ベリーベリーストロングっていう
曲のタイトルさえ愛しいから不思議。w

一粒で、2度も3度もおいしい作品☆

斉藤さんの曲も多分今まで聴いたことなかったけれど、
小説の中に登場する歌詞はどれもいい感じで。
これはちょっとCDかりてみようかな?なんて。

そして。
伊坂さんの恋愛小説って初めてかも。
そういえば。。

伊坂さんに浸りきった休日。
気がつけば台風も過ぎ去り、なんだか心地のよい風が吹いている・・・。
こんな休日もいいなぁ。


伊坂幸太郎 著
『グラスホッパー』(角川書店)
『チルドレン』  (講談社)
『アイネクライネ/ライトヘビー』(幻冬社)

DVD『チルドレン』
 監督:源孝志
 出演:坂口憲二、大森南朋、小西真奈美、加瀬亮、三浦春馬 他

CD『君は僕のなにを好きになったんだろう/ベリーベリーストロング~アイネクライネ~』
 斉藤和義
 ≪DVDミュージックビデオ≫
 ・君は僕のなにを好きになったんだろう
 ・ベリーベリーストロング~アイネクライネ~
 ・ウエディング・ソング 完全弾き語りバージョン
 ≪限定小説本≫  伊坂幸太郎著
 ・短編小説「アイネクライネ」
 ・続短編小説「ライトヘビー」
 ≪収録曲≫
 ・君は僕のなにを好きになったんだろう
  ヒットシングル・ゼクシィCMソング「ウエディング・ソング」同様
  コピーライター“一倉 宏”氏とのコラボレーション第二弾!
  「ウエディング・ソング」に至る前のエピソード、恋愛における“不安”と“葛藤”がテーマ。
 ・ベリーベリーストロング~アイネクライネ~
  斉藤和義のファンであり、今一番注目されている
  若手作家“伊坂幸太郎”氏とのコラボレーション曲。
  このコラボレーション用に書下ろした“出会い”をテーマにした
  短編小説「アイネクライネ」から斉藤和義がインスパイアされ完成した曲。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

夜のピクニック [Book]

恩田陸さんの「夜のピクニック」を読みました。

第2回本屋大賞受賞作品で、9/30~映画もはじまる作品。
最近、映画のCMをよく見るので、
これはちょっと読んでみようかな・・・と思って。

恩田陸さんの作品は初めて。
新潮文庫の『ライオンハート』が本屋さんで平積みされてて、
気になってはいたんだけど、ストーリー的に苦手かも・・・な感じだったので
なかなか手を出せず、今回『夜のピクニック』から入ってみることに。

『夜のピクニック』も裏表紙のあらすじを読む限りでは
どうだろう???な感じだったんだけど。

とにかくサクサク読めました。
読みやすい!

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」
全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという学校の伝統行事。

主人公たちはただ歩くだけ。

主人公、貴子と融(とおる)のそれぞれの目線から、
交互に物語が進んでいく。

それだけ。

物語としてはなんのひねりもなく、仕掛けもない。
スタートしてからゴールするまで、ひたすら歩く彼らに
自分の思い出を重ねながら読み進める、、という感じ。

本当にただそれだけなんだけど、
すご~く懐かしい感じ。

私は、きっと世間一般の人たちよりも「ザ・青春」というような
中学高校時代を送っていないと思うし、
もちろん「歩行祭」という行事も経験していない。
それでもこの物語を読んでいると、自分に重ねてしまう部分があるし、
当時の思い出がよみがえってきて、不思議と懐かしい気持ちに。

修学旅行の夜、電気を消した後に話した友達との会話・・・とかね。

やっぱり「夜(暗闇)」の力って偉大だなぁ。

で、
懐かしい、っていう思いと一緒に感じたのが
うらやましい・・・、という思い。

自分ももっと青春しておけばよかったなぁ、、、という気持ち。

でも、彼らは大人になってから振り返る思い出の1ページのためでなく、
「今」という1ページを作り出そうと必死に頑張っている。
私だって「今」という1ページを一生懸命生きることはできるんだけど。。。
それでもやっぱり彼らをうらやましい、と思ってしまう。

登場人物の高校生がみんな魅力的!
自分の意見をしっかり持っていて、
それを自分の大切な友達にしっかり伝えることが出来る。
私はどうだっただろう?
私にはそんな友達いたかな?
私は友達に対してそんな友達だったかな?

いろんな思いが心の中に。
こんな小説もたまにはいいなぁ。。

私が高校生の時にこの作品を読んでいればな~、とも思ったけど
きっとこの本は、ある程度今の自分になったから共感できる物語、って気もする。
実際、高校生の感想を聞いていないからなんとも言えないけど。

大人が読む青春物語、といったところかな。
自分が高校生だったら、やっぱりその大切さって
ここまで理解できていない気がするもん。
昔、年上の人たちに「今が一番いいときだよ」って言われたけど、
正直わからなかったし。
というよりも、そういうこと言う人たちは
どうして自分の今を否定しているんだろう?って思ってた。
その気持ちは今でもかわらなくて、私はいつも「今が一番の自分」でありたい!
とは思ってはいるんだけど、やっぱり自分も歳を重ねて
そういう風に言う人たちの気持ちもわかるようにはなったし。

ひとつ、この物語の特徴として
大人が出てこないこと、があると思う。
本人達の想像の中では両親とかも出てくるんだけど、いわゆる先生とかそういう人たち。
高校生が自分達だけで、歩いて、考えて、伝えて、わかちあって、自分と向き合って。
自分達の力だけでいろんな問題を乗り越えようとしている。
そこがまたいいんじゃないかな。

ただ歩くだけ。

それだけなんだけど、
読んでる間、ワクワクドキドキするような。
自分自身のことを見つめなおしているような。
不思議な懐かしい感覚を味わえる、素敵な作品でした☆

映画はどうだろう?
何か事件が起こる!とかいうわけではなくて、単調なストーリーだから
相当役者が魅せないとダメかも。誘われたら見るかな~。。。

『夜のピクニック』 恩田陸 著(新潮社)


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

Yonda?パンダ [Book]

新潮文庫の【2冊読んだら、必ずもらえる 夏のプレゼント】

Yonda?のマスコット人形が届きました~♪

かわいい~☆
少し薄汚れてる?けど・・・。

コレ欲しさに今年買った新潮文庫は
「重力ピエロ(伊坂幸太郎著)」
「号泣する準備はできていた(江國香織著)」

「重力ピエロ」は7月7日のDiaryに書いたとおり。
素敵な作品でした。

「号泣する準備はできていた」は、、、
江國さんの作品は初めてだったのですが、正直私にはあまり・・・でした。
直木賞受賞作品、ということで期待しすぎた?というのもあるかも。

読みやすい短編集で、題材にしていることは、すごく日常的なこと。
私とかだったら普通に素通りしてしまっているようなことを
お洒落に、スマートに、透明感のある文章でまとめていて、
読んでいてもグイグイ引きこまれていく感じもあるんだけど、
なぜか感情移入しにくい感じ。。
最後にあれっ?ていう感じのものもいくつかあって。
う~~~ん、私の好みではないかも。
でもこれだけで判断するのももったいないので、
もう少ししたら他の本も読んでみようかな。

本を熟読するパンダちゃん。

かわいい。。。どこに置こう。。。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ちょびっと 《 本 》 ブーム [Book]

本は好き。

小さい頃から、好きだったな~。
図書館とか好きだったし、図書委員とかになりたかった。
実際は違ったけど。

あ、でもそんなにいっぱい読んでます!って
わけじゃなくて。

読むの好きだよ、、うん、読むよ~、、、程度。

しかも自分の好きな本をね。

歴史物とか、コムズカシイ本とかは苦手。
あと海外物も。
海外物は最初の情景描写が苦手。
なんかいろいろ説明してる割には頭に情景が思い浮かばない・・・。
で、登場人物の名前ね。
これがまたまた頭に入らない。
カバーとかに書いてある登場人物の名前を
何度も何度も見ながら読んでると、ほんとぜんっぜん進まない。

その点、日本の小説は私にもわかりやすい!
サクサク読めちゃうところが好き。
ま、もちろん作品、作家によるんだけど。

本を読むのは通勤中。。

って決めているので、仕事で疲れてるのに
さらに頭を使うのは勘弁!なのです。
ほんとは目も使いたくないんだけど、、、でも読んじゃう。
通勤時間長いし・・・。座れないし・・・。

「面白い本を読んでると、続きが気になって家でも読んじゃわない?」
って、よく聞かれるけど、

私はNO!

続きは確かに読みたい!読みたいけど我慢!
そうするとね、次の日
うゎ~、会社行きたくな~い・・・、起きたくな~い・・・、っていう朝でも
あ、でも本の続き読めるじゃ~ん!!って。。

自己暗示?

それを楽しみに起きる感じ。
で、続きっ!続きっ!って、朝の仕度もはかどるわけですよ。

最近のお気に入りは伊坂幸太郎さん!
彼の作品の登場人物は本当に魅力的で、
会話もストーリーも本当にセンスがいいと思う。
読んだあとの爽快感も、伏線の見事さも、さすが!
中でも『オーデュボンの祈り』が大好き!

もちろん私の主観ですが。。。好みだからね、本も。
ラーメンと一緒。

最近気になっている作家さんは
乙一さん、恩田陸さん、重松清さん、、、などなど。

今ちょっと自分の中で「読書」ブームがきているので、
少しずつ読んでみよ~っと。
本屋さんに行くと、どれから読んでいいか迷っちゃうけど。
文庫本派なので、まずは平積みになってる新刊からかな。
夏の100冊、っていうのもいいかも!
出版社におどらされてるかな???


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

重力ピエロ [Book]

「重力ピエロ」読みました。

大好きな伊坂幸太郎さんの作品。
文庫化されるのを待ちに待っていた作品です。

はぁぁ。。。。

やっぱり伊坂さんって、スゴイ!
ほんとにスゴイです。

ひとつひとつの台詞がホントに魅力的で。
今まで読んだ「オーデュボンの祈り」「ラッシュライフ」
「陽気なギャングが地球をまわす」とはまた違ったジャンル。

ああ、こんな話も書けるんだ・・・。

と、失礼ながらもただただ感動。

私、電車の中だというのに、涙しました。。。

お父さんの言葉にウルウルきちゃって。
本当に素晴らしいんです。

なによりも登場人物が魅力的!

泉水と春。
この兄弟は最強です。
そして彼らの家族が本当にステキ。

【家族愛】をテーマにした作品。

他の作品に比べると、
ストーリーのひねりとか、伏線とかは少ないんだけど、
読み終わったあとの爽快感はさすが!
構成がしっかりしていて、無駄なものがなんにもない。
ひとつひとつのシーン、台詞が、重要で、重い。
これだけ重いテーマで、ハッピーエンドでもなくて、
それなのに読み終わったとき、なぜか清々しい気持ち。

≪春が二階から落ちてきた。≫ という文章で始まって、

≪春が二階から落ちてきた。≫ で、終わるまでの間、

はやく続きが読みたくて、ページをめくる手が止まらない・・・。
だけど、読み終わっちゃうのがもったいなくて。。。

そんな作品でした。

やっぱりもっともっと伊坂さんの作品が読みたい!
ってことで、ワタクシとうとうハードカバーデビューします。
今、Amazonで「I love you」をクリック購入したところ。。。

その前に、江國香織さんの「号泣する準備はできていた」を読む予定。

『重力ピエロ』 伊坂幸太郎著(新潮文庫)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

陽気なギャングが地球を回す [Book]

いよいよ明日から公開ですね。
私は一足先に試写会に行ってきましたが。

で、本を読み終わりました。

ごめんなさい。
やっぱり本のほうが面白いです。
私はね。。。私は!ですよ。

映像があったほうがわかりやすくて好き!
って人も多いと思うけれど、
私は断然本を読んでイメージを膨らませるほうが好き!
なので、これもやっぱり本を先に読めばよかったな~、と。
映画を先に見てしまっているので、登場人物が役者さんを想像してしまって
自分の中の成瀬や雪子がイメージしにくかったのが残念。
その点、響野がしっくりきたのは、
響野を演じていた「佐藤浩市」・・・ではなくて、
佐藤浩市が演じた「響野」として映画を見れたからかも。
つくづく佐藤浩市ってスゴイかも!って思いました。

本は、ちょっとした会話がほんとに楽しい!
というよりもほとんどが4人の会話で話が進んでいくので、
会話の楽しさ、お洒落さ、テンポのよさがこの小説の面白いところだと思う。
章ごとの辞書の引用も面白い!(特に「会議」が私は好き)
当たり前だけど、映画よりも細かいところまでわかるので、
映画ではありえない、と思った成瀬の性質も
本を読んだらまったくありえないわけではないな~、と納得できたり
ま、よく考えたら2度楽しめて良かったかも☆

逆に映像を楽しむなら、断然映画!
4人の強盗の時のかっこよさ、スマートさはやっぱり映画ならではだし。
特に銀行の窓口に立つ姿はカッコイイ!!
洋服も楽しめるし、雪子の運転テクニックも楽しいし。
原作には出てこない役どころもいろいろなキャストで楽しめるし。

あ、意外と映画もまた見たくなってきた・・・。

これから映画をご覧になる方、
最後まで席は立たないほうがいいですよぉ。

「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎 著(祥伝社)


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。