パイパー 2/11 マチネ

NODA・MAP 第14回公演『パイパー』を観てきました。



なんといっても、宮沢りえ×松たか子のダブルネームとくれば・・・。
絶対に観たい！
しかも大好きな大倉孝二さんも出るし。

やっぱり・・・・松さんスゴイわ。

演技力は間違いなく確かなんだけど、
声質、発声、声のトーン、強弱の付け方が素晴らしい。
どんなに長い台詞でも、彼女の台詞は自然に頭に入ってくる。

さらさらと。

心地よく。

うまい、、というか好みなんだろうな～、私の。

宮沢りえちゃんも、前よりかなりうまくなっていて
よかったんだけれど、やっぱり並んで比べちゃうとね。
それにしても、あれで妊娠6ヶ月だったとは・・・。
恐るべき細さです。。

内容も、わかりやすい！とまではいかないまでも
自分の中で、なんとなく処理できる感じ。
個人的には物語前半の方が好き。
大倉さんの笑える場面も多いしね。

地球から火星と移民してきた地球人たち、、、
その末路はいったいどうなっているのか？
舞台を地球から火星に置き換えての演出だったけれど。
野田さんの舞台にありがちな破壊的（？）、滅亡的な訴えはあるものの、
そこまで強い叫びは感じず。
どちらかというと、今回は諦めというか、傍観というか・・・。

北村有起哉さん、小松和重さん、田中哲司さんは
それぞれによかったけれど、豪華キャストだけあって
なんとなくもったいないな～、という感じが否めず。

橋爪功さん、これまたやっぱりすごい役者さん。
存在感、リアル感がたまらなくいい！

う～ん、もう一度くらい観たかったなぁ・・・。



『パイパー』2009/2/11　マチネ　シアターコクーン　http://www.nodamap.com/en/piper/