冬の絵空 1/28ソワレ

舞台『冬の絵空』を観てきました。



なんとなくチラシの雰囲気は覚えていたんだけど、
そっか～、和モノだったか～。
って、そんな状況。ｗ

そして元となる話は忠臣蔵だったのね。。

なるほど、忠臣蔵を別の角度から見たら、
もしかしたらこんな話もありえるのかな～、って。
なかなか面白い視点から捉えた作品。

びっくりしたのは中越典子さん！
最近、よく舞台出演しているけれど、
うまくなったね～～～。
冒頭、まずその発声にびっくり。
老女を演じるところから始まるんだけど、
こんなにしゃがれた声を出せるなんて。
しかもとっても聞き取りやすい。
すっかり舞台女優さんの風格に。

もちろん文句なくうまいのは生瀬さん。
彼が、出てくるだけで舞台が締まる！

ラーメンズの片桐さん、犬のシロって・・・。
なんてもったいない使い方、、、と思いきや
最後でなるほど、そういう役どころなのね、と納得。

橋本じゅんさんは終始まじめで、
物足りないといえば物足りないんだけど、
彼の演じる大石内蔵助は非常に好感度が高かったなぁ。
それにしても彼はいつもまじめになるとちょっと情けない感じになるね。ｗ

これだけの役者が揃う中、
各シーンでの締めどころを主役が担う・・・担いきれていないのは
非常に残念。
顔立ちはとっても美しいので、舞台向きだなぁ、って思うのだけど、
立ち振る舞い、台詞回しは、、、
他の人たちと何が違うのかわからないけど、
こんなにも差が出てしまうものかな～、と。

舞台装置の動き方や、雪（桜）の舞う演出はきれいだったなぁ。。


『冬の絵空』2009/01/28　ソワレ　世田谷パブリックシアター