SSブログ

キャバレー 10/18ソワレ [Musical&Play]

2回目の観劇『キャバレー』
今回は友人とチケットがダブって取れてしまったので。
このキャストなら2回観てもいいかな、と。

舞台って、実際の上演よりもかなり前にチケットを取らなくちゃいけないので、
このジャッジが難しいのよね~。
でも、今回は正解!
やっぱりこの作品、見応えがあって面白い!
ストーリーは前回でわかっている分、役者さんの細かい動きや表情にも集中できて。

前回、観終わってからどうしても原作が気になって、
TSUTAYAに走ったんだけど、地元TSUTAYAはビデオが廃盤、
DVDへの切り替えなし、、ということで。
渋谷TSUTAYAにはDVDがあったけれど、全部レンタル中でした。
残念。

なので、まだオリジナルは見ていない状態での2回目観劇です。

変わらずに好きだったのは秋山奈津子さん。
小松さんとの♪パイナポー、ではホント笑わせてもらいました!
ここの部分、オリジナルではどうなってるんだろう?
さらに気になっちゃった。

婚約パーティーでの秋山さんの表情の変化が印象的。
すごい役者さんだなぁ、、と。あらためて。
掴みかけた幸せを、一瞬にして奪われてしまう絶望感。
心のままには生きられない時代背景。
すべてが彼女の表情にあらわれていて。。

阿部ちゃんもやっぱりすごい。
動きまわっても歌は安定しているし。
アドリブ、と思われる部分も楽しいし。
微妙に客席をいじったりするけれど、嫌な感じは全然なし。
たぶんリピーターも増えていて、お客さん側も
待ってました!!という感じ。
舞台って、リピーターが増えると、
みんなが「舞台を楽しもう!!」というモードになっているので、
また違った空気になって楽しいんだよね。
初見の人にはそれが???だったりすることもあるんだけど。

今日は阿部ちゃんの「お金をください、、島田陽子です」のくだりでは
お客さんから本当に小銭をもらってしまって、
「初めてもらった!!」と驚いていたし。w
もちろん途中で返していたけどね。

松雪泰子さんは、前回よりもよくなっていたようにも思うけど、
やっぱりうまく歌うことだけに専念しているようで、迫力は感じられず。
聴かせる歌が多いだけにね。残念。
森山未來くんは抑えた演技が大人っぽくて○。
ただ、どうしても待つ雪さんとの年齢差が気になっちゃうけど。。w

平岩紙さん、今日は一番重要な台詞で噛んでしまい、
カーテンコールでもいじられてたけど。
前回よりも存在感があってよかったな。かわいかったし。

先日の観劇では、楽しく観れて最後に切ない、、
この最後の切なさがうまく緩和されているようにも思えたけど、
今日は、1幕が明るくて笑える分、
2幕でのやり場のない切なさが強調されているように感じられて。
ライトを落とした演出が、その退廃的な世界観を醸しだしていて・・・。
最初はただただ面白くて、客席を盛り上げていた安部サダヲさんも
だんだんとアンバランスな危うい存在になっていくようで。
今日はすごく“恐ろしさ”“切なさ”を感じた舞台だったなぁ。

ああ、もう絶対にオリジナルが観たい!!
ライザ・ミネリの歌とかいいんだろうな~~~。

『キャバレー』2007/10/18 ソワレ 青山劇場
 演出:松尾スズキ
 出演:松雪泰子、阿部サダヲ、森山未來、小松和重、村杉蝉之介
     平岩紙、秋山菜津子 他


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。